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喜多流能楽師。
全国津々浦々、謡蹟を訪ねて写真を撮っております。

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香港・マカオの旅



 平成20年12月26日から三泊四日で香港・マカオに行きました。
ANAハローツアーにお世話になり、往路は香港国際空港に到着後香港島のエクセルシオールホテルまで、また復路は空港まで現地の日本語を話せるガイドが案内してくれました。
しかしそれ以外はすべて自由行動という気楽なツアーなため、いろいろ苦労もありましたが、なんとか無事に楽しんで参りました。
初 日は、香港最大の繁華街、九龍のチムサアチョイに渡り、三つ星の中国レストラン「福臨門」で夕食を堪能。翌日は予定では片言の英語と身振り手振りで通用す ると過信していましたが、マカオでのパスポート手続きや見物するところの選択など、我々には似合わず無理と判断、急遽オプショナルツアーに参加することに して、日本語を話すガイドさんの案内で、お寺や教会、カジノなどを見物、体験してきました。最終日はヴィクトリア・ピークに登り景観を楽しみ、今回の旅は 終わりました。よい思い出となりましたので、その一部を写真でご紹介します。
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海外

京都錦秋



平成20年11月、京都にて紅葉見物と謡蹟を訪ねる旅をしてきました。
朝8時、京都市内からタクシーに乗車し高尾三山を目指します。運転手さんに 紅葉の具合を聞くと「今年はぬくいから、紅葉は遅いですわ、まだまだですな〜」と言われましたが、予定通り、神護寺、西明寺、高山寺、そして特別拝観して いる寺を廻り、『経政』ゆかりの寺、仁和寺は金堂と観音堂を訪ねました。さらに時間に余裕があったので、金戒光明寺の阿弥陀堂にて恵心僧都作の阿弥陀如来 を拝み、熊谷直実と平敦盛の供養塔などを拝んで、最後は六角堂で230年ぶりの秘仏の御開帳を見てきました。
では、今回は写真のメモを重視して展開します。
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京都・奈良

紅葉の箕面大滝



 能『烏頭』(他流は『善知鳥』)に「和田の笠松や箕面の瀧つ浪も我が袖も・・」と謡われています。昔から、和田の笠松と箕面の滝は摂津の国の名所として知 られていたようです。『烏頭』ではワキの僧がシテの漁師の蓑と笠を手向けることから、蓑と笠への掛け言葉で謡われるだけで、直接この滝が能『烏頭』の場面 と関係あるわけではありませんが、謡に出てくるので謡蹟めぐりとして訪ねてみました。今回は紅葉の時期でもあり、格別に「箕面大滝」を満喫してきました。 では写真で、ご案内いたします。
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関西

播磨路の旅



平成20年の「菊生会・明生会合同ゆかた会」は塩田温泉の夢の井ホテルで開催され、
前日(7月3日)に須磨・明石などの謡蹟を尋ねてきました。
午前11時に山陽新幹線・新神戸駅に下車し観光案内所にて現地に詳しい個人タクシーの森さんを紹介してもらい、評判通りの名ガイドぶりで、一日親切に細かく案内して下さいました。

まずは、『松風』ゆかりの「松風・村雨堂」からはじまり、『敦盛』の「須磨寺」「敦盛塚五輪塔」、『千寿』の「重衡捕らわれの地」、『絃上』の「村上帝神 社」、『忠度』では「一ノ谷戦いの浜」「忠度塚」「腕塚神社」。明石天文科学館の裏にある『草紙洗小町』で謡われる柿本人麿から「柿本神社」そして小野ま で足を伸ばして謡蹟とは関係ありませんが、美仏で有名な「浄土寺」を拝観してきました。
6日は菊生会・明生会の会員と共に、書寫山・円教寺と姫路城を観光して、今回のゆかた会の旅行を終えました。
それでは森さんのお話も含めて写真でご紹介します。

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関西

奈良 一日ひとり旅




平成20年10月2日、大倉会大阪公演を終えて大阪大学謡曲部の稽古まで一日時間が空いたので奈良へ出かけました。

下調べを一切せずにぶらりと、ひとり旅です。
大阪難波駅から近鉄奈良駅まで、急行に乗車し40分で到着、行基上人像の前からタクシーに乗り「法華寺まで!」と行き先を言うと即座に「新大宮で降りたほうがよかったですね」言われました。やはり下調べは必要です。出だしから無駄足となりました。

法華寺は光明皇后(聖武天皇の皇后)のお姿を映した、と言われている本尊・十一面観音立像が有名で特に光背が特殊で面白いお姿です。是非一度見たくて出向き ましたが、日頃はお前立ちしか見られません。毎年10月25日〜11月10日までが特別御開扉で本物が拝見出来ます。境内はきれいに整備され、光明皇后が 民のためにと作られた浴室(からふろ)や井戸は庭園(有料)にあります。

法華寺のすぐ隣には海龍王寺があり、こちらも本尊は十一面観音菩薩です。
この寺は応仁の乱や慶長の地震のため壊滅的な打撃を受け、明治時代に入ると廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響を受け多数の什器を失いました。いまもやや荒廃した感がありますが、それがまた古い歴史を感じさせてくれます。

佐保路三尊(法華寺、海龍王寺、不退寺)を見比べるために、何回か拝観している不退寺にもタクシーで5分程度なのでお参りしてきました。
ここは能『井筒』の在原業平ゆかりの寺です。業平寺とも呼ばれ、別名、南都花の古寺といわれるだけあって、本堂の周りには四季いろいろな花が咲きます。
本尊は聖観世音菩薩立像で、業平自身の作です。耳の上で結んだ大きなリボン(冠飾)が珍しい立像です。

奈良と言えば、東大寺の大仏様が思い浮かびますが、私のお気に入りは戒壇院の四天王、特に広目天のあの目が最高です。また実物が見たくなり立ち寄ってしまいました。

移動中に聖武天皇南陵があり、一時下車して撮影兼お参りをしてきました。

戒壇院の四天王は東大寺内の中門堂から移されたもので、戒壇院にはじめから設置されていた銅造のものは・・・今はありません、とガイドさんの説明でした。
奈良で写真家といえば入江泰吉です。その記念館があることを思い出し、急遽計画を変更して見学に向かいました。
戒壇院からすぐ下におりたところで、運転手さんが「ここがご自宅です」と車を止めて案内して下さり、カシャと一枚撮影。ひっそりと古風な趣のお家でした。
入江泰吉記念奈良市写真美術館の前で車を降りたら、残念! 展示会準備のため休館となっていました。事前に電話しておけば・・・・と、またまた反省。

では次は、今回の謡蹟めぐりです。
21年喜多流自主公演で『雲雀山』を勤めますので、その謡蹟を訪ねてきました。

高林寺(奈良市井上町32)の門碑に「中将姫修道霊場、豊成卿古墳之地」とあります。
高林寺は奈良時代、藤原右大臣豊成卿の屋敷跡に建てられた寺です。
豊成の姫のお一人が中将姫です。この地で誕生し、17歳にて世の無常を悟り出家して当麻寺へ入られるまで、この館で修道に励まれました。その旧跡です。
生憎、豊成・中将姫父子の木像は拝見出来ませんでしたが、豊成卿古墳は本堂の前にあり拝見出来ました。ご覧になりたい方は予め電話しておくことをお薦めします。
場X0742−22−0678 ご住職は稲葉慶信様です。
道一本となり筋に誕生寺と徳融寺(とくゆうじ)があります。
誕生寺は中将姫産井があるのですが、こちらは今回お留守のため拝見出来ませんでした。斜め向かいにある徳融寺には本堂左手に立派な豊成廟(右)その左隣には中将姫の墓があります。

近鉄奈良駅に戻り、時間がまだあったので、西大寺に向かいました。
西大寺は奈良から二駅目、下車すると秋篠寺の字が目に入り、タクシーに「秋篠寺まではおいくら?」と聞くと、「¥740ですわ」と即答。折角ここまで来たのだから・・・伎芸天を見なくてはと思い、直ぐに乗車、秋篠寺に向かいました。

タクシーで7,8分で秋篠寺です。ここは朱印をしないのが残念です。
ここにしかない伎芸天はほんとうに美しいです。
本来のお姿は女性ではないと言われていますが、私はどうしても女性を想像してしまいます。芸能の神といわれているので懇ろにお参りしてきました。

拝観を終えると本日の最終目的地、西大寺の「謡曲百萬の柳」を見て幕を下ろすことにしました。
西大寺駅より徒歩3分の近場にありながら、道が狭いため観光バスが入れず、東の東大寺に対して西の西大寺のはずですが、いまひとつにぎやかさがなく寂しい感がします。これはこれでかえって雰囲気がありよいところです。

本堂のご本尊は釈迦如来ですが、四王堂には巨大な十一面観音立像もあります。
四王堂の前に池があり、『百萬』で謡われる「西の大寺の柳陰、緑子の・・・」の柳が今もあります。百萬はこの池の影に我が子を思い、奈良坂を下りて西大寺、そして清涼寺まで歩いていかれたのです。
では、写真でご紹介します。
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京都・奈良

神戸近郊と三井寺、清涼寺



神戸近郊と三井寺、清涼寺
平成19年7月7日と8日は全国菊生会・明生会合同ゆかた会が琵琶湖畔「琵琶湖グランドホテル京近江」で催されました。
前日の6日(金)には神戸近郊の謡蹟めぐりを、そして月曜日は社中の皆様と三井寺と清涼寺にお参りしてきました。

山陽本線の新長田(しんながた)駅で下車し、タクシーを利用して「清盛塚」「忠度腕塚」「胴塚(首塚)」、阪神淡路大震災と道路拡張で離散された、「平知章 の碑」や「平通盛、木村源吾重章、猪俣小平六の石碑」を探し、鵯越墓園にある「義経駒つなぎの松跡」「蛙岩」を見つけ、山を下り願成寺にて「平通盛と小宰 相の墓」にお参りして、JRで三宮駅まで移動し昼食をとり、駅から徒歩5分ほどの生田神社にも行ってきました。神社では「箙の梅の碑」と「梶原景季の井 戸」と「生田の森」を眺めて、前半の神戸近郊の謡蹟めぐりを終了しました。翌日からの全国菊生会・明生会合同ゆかた会の会場となる「琵琶湖グランドホテル 別館京近江」に向かい、会の準備をして、9日は三井寺と清涼寺を貸切バスで社中の皆様と楽しく謡蹟めぐりをして参りました。
では写真でご紹介します。(平成19年現在)
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関西

『鵜飼』ゆかりの地




平成19年12月27日(一泊二日)、明生会の有志四名と能『鵜飼』ゆかりの地、石和(いさわ)で謡蹟めぐりをし、一泊して温泉にも浸かり、楽しい一時を過ごしました。
石 和温泉駅でジャンボタクシーを2時間借り切り、まず「鵜飼山・遠妙寺」、そして「法城山観音寺」から笛吹川を見ながら、「お硯水祖師堂」「岩落」などを廻 り、それでも時間に余裕があったので、フルーツランドまで足を伸ばし、富士山を眺めて、ホテルに戻ってきました。今回は赤い風船の旅行プランを利用したた め、宿泊費・交通費込でタクシー代金を支払っても一人二万円でおつりがあるほど、格安なお買い得プランだったことを付け加えておきます。
では写真でご紹介します。
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甲信越

蟻通神社



JR阪和線・長滝駅は各駅停車しか止まらず、夜遅くには駅員もいなくなる小さな駅です。その長滝駅を下車して徒歩10分ほどに蟻通神社があります。
天 王寺駅から50分程で長滝駅に着き、駅員さんに「蟻通神社はどちらですか?」と聞くと徒歩12,3分と答えてくれましたが、時間に余裕がなかったのでタク シーを呼ぶことにしました。見渡すと駅前にタクシー乗り場はなく、ご用命は泉陽タクシーの看板があるだけです。電話して待つ こと5分、日根野駅からタクシーが来ました。運転手さんの話では特急も快速も停車する日根野駅でタクシーを利用した方が賢明だということでした。多分私は 二度と行くことはないでしょうが、これからお尋ねになる方のために、日根野駅からタクシーのご利用をお薦めします。

能『蟻通』の物語は歌 人・紀貫之が和歌の神を祭る玉津島神社へ参詣する途中、雨の夜に蟻通神社の前を神域と知らずに下馬せずに通り過ぎたため、蟻通明神の怒りにふれ馬は倒れ貫 之は落馬します。そこに老人の宮守が現れ、社への無礼を警告し、貫之に和歌を詠じて神慮を慰めるように薦めます。貫之は「雨雲の立ち重なれる夜半なれば、 ありとほしとも、思うべきかは」と詠むと倒れた馬は再び立ち上がり、宮守は和歌の六義や和歌の心について語ります。貫之は宮守に祝詞を所望し共に祈りま す。
神代以来の歌道を讃たえ舞歌を奏上すると、遂に宮守は自ら蟻通明神と名乗り鳥居に近づいたかと思うと、消えてしまいます。貫之は神の出現を喜び夜が明けると再び旅立つのでした。
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関西

満仲ゆかりの地


謡曲『満仲』ゆかりの謡蹟めぐりをしてきました。
能『満仲』の物語を簡単に紹介します。
源氏の祖、多田満仲は仏心篤く、我が子美女丸を僧 侶にすべく中山寺に預けますが、武門の血筋を引く美女丸は僧侶になることを嫌い、ひたすら武芸に明け暮れています。父満仲は怒り、重臣藤原仲光に美女丸を 手討にするように命じます。しかし若君に刃を向けることが出来ない仲光は我が子の幸寿丸を身代わりに殺し美女丸を叡山に逃がします。
仲光は偽りの 美女丸の最期を満仲に伝え、自らは暇を願い出ます。そこに比叡山の恵心僧都が美女丸を連れて満仲に面会に来ます。満仲は幸寿丸を殺しながら、生き永らえて いる美女丸を強く叱り自ら手討にしようとしますが、恵心に諭され美女丸を許し、仲光もまた主君に仕えることになります。喜びの酒宴となり、仲光は舞を舞 い、美女丸の仏道修行を励まし見送りますが、仲光の心の中には幸寿丸への思いが深く残るのでした・・・。

満仲公から義家公までが多田神社に祭られていますので、ここで御祭神の御事蹟を紹介しておきます。
源 満仲公(人皇56代清和天皇の御曾孫多田満仲は24歳で源姓を賜り源満仲と名乗る。86歳没)
源 頼光公(満仲長子。土蜘蛛退治、大江山、伊吹山鬼賊退治で武勲を立てる)
源 頼信公(満仲四男)
源 頼義公(頼信長子 前九年の役に武勲を立てる)
源 義家公(頼義長子 前九年の役、後三年の役に武勲を立てる)
美女丸は出家して源賢となりますが、満仲の五男ともまた四男という説もあります。

では、写真をご覧になりながら探訪をお楽しみ下さい。
(撮影  平成19年11月10日 粟谷明生)
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関西

あさば能舞台



先日5/9、修善寺芸術紀行と題して、友枝昭世氏の『八島』が演じられました。
地謡は地頭、粟谷能夫・粟谷明生・谷大作・粟谷充雄・友枝雄人・粟谷浩之の6名でした。
天候も良く、ロケーションも最高のこの日の修善寺、あさば旅館の能舞台「月宮殿」を写真にてご紹介いたします。
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東海