<< May 2017 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
喜多流能楽師。
全国津々浦々、謡蹟を訪ねて写真を撮っております。

関連サイト

カテゴリー
新しい記事
記事検索
アーカイブ
Total:
T:  Y:
<< 守山から鏡の宿 | TOP | 『蝉丸』ゆかりの地 >>
能『西行桜』の「毘沙門堂」



 西行法師は西山に閑居していたとき、都の者たちがたくさん庭前の桜の花見に集まって来るので・・・
「ああ、厭わしいこと、これも桜の科だ」と歌を詠む。

すると桜の精が現れ、
「おいおい西行さんよ、桜の仕業みたいに言わないで下さいよ、
浮き世の科は、非情無心の草木にあるはずがないんだから・・・」
と西行に道理を説いて、舞を舞う、それが能『西行桜』です。

『西行桜』に「毘沙門堂の花盛り、四王天の栄花もこれにはいかで優るべき」と謡われているので、桜のシーズンではありませんが、23年JRの「そうだ京都に行こう!」のキャンペーン写真に毘沙門堂の紅葉が使われているので、見たくなって写真探訪して来ました。

JRの山科駅、または京阪の京阪山科駅から徒歩20分で毘沙門堂に着きます。
駅からは、ゆるい歩けない距離ではありませんが、上り坂で、タクシーでワンメータの距離なので、中高年にはタクシー乗車をお薦めします。(23年11月16日)




京阪電車の京阪山科駅前にタクシー乗り場があり、5分ほどで毘沙門堂の入り口に着きました。残念ながら、このあたりは全く紅葉していませんでした。



朝9時、仁王門にあがる階段に向かうと、お坊様ではない方がお掃除をしてられました。




阿吽の形相の二体の仁王様の間に大きな提灯が吊られてました。




毘沙門堂とは天台宗の門跡寺院です。
詳細はこちら



本堂には小さな毘沙門天の秘仏があるようですが、誰も見たことがない、とお坊様の説明でした。
本堂の裏に紅葉の名所がありますが、まだ少し早かったようです。
JR機関誌「ひととき」11月号の写真と比べたら、紅葉も撮影技術も見劣りしますが、我慢して下さい。


奥には「弁天堂」が見られます。




弁天堂アップです。




弁天堂からも撮影しました。




裏庭に谷川の水を引き瀧を造った江戸初期の回遊式庭園が晩翠園あります。
最盛期の紅葉の時期は、この小さな観音堂が真っ赤な中に浮かびあがるのですが・・・




『西行桜』に謡われた桜は今は冬枯れしている、右側の「しだれ桜」なのでしょうか?
それとも山全体が桜に包まれるのでしょうか?
次回は春に訪れたいと思います。



23年のJRのポスターでは、ここが真っ赤なのですが・・・
撮影日はまだまだ、今年の見頃は遅れそうです。
11月の下旬か12月に入ってからの方がよいかもしれません。




少し紅葉しているところを入れて「勅使門」
現在は門跡門主以外は開門されない開かずの門です。



以上、毘沙門堂から、
撮影機材 キャノンX5 使用レンズ タムロン18〜270丕藤魁ィ機腺供ィ
この後、能『蝉丸』のゆかりの「蝉丸神社」能『舎利』の「泉涌寺」に行きました。(別ページ)
京都・奈良