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喜多流能楽師。
全国津々浦々、謡蹟を訪ねて写真を撮っております。

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奈良の旅〜興福寺・長谷・葛城〜



平成25年5月8日9日、奈良に行きました。8日は特別公開されている興福寺「南円堂・北円堂」と奈良国立博物館の「当麻寺展」を見て、天理市にあるつつ じが有名な「長岳寺」を拝観して来ました。9日は早朝の「長谷寺」、つつじが有名な「葛城山」、能『葛城』のシテの葛城明神を祀り、能『土蜘蛛』の「蜘蛛 塚」がある「一言神社」、最後に探すのに苦心した「蜘蛛窟」など、謡蹟も入れて写真探訪してきました。

では初日の模様から写真でご紹介します。


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京都・奈良

写真探訪 『俊成忠度』『土蜘蛛』所縁の地

  

今回の謡蹟めぐりは能『土蜘蛛』と平成25年3月粟谷能の会で勤める『俊成忠度』のシテツレ役・藤原俊成卿の所縁の地を訪ねる旅。写真探訪して来ました。


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京都・奈良

能『西行桜』の「毘沙門堂」



 西行法師は西山に閑居していたとき、都の者たちがたくさん庭前の桜の花見に集まって来るので・・・
「ああ、厭わしいこと、これも桜の科だ」と歌を詠む。

すると桜の精が現れ、
「おいおい西行さんよ、桜の仕業みたいに言わないで下さいよ、
浮き世の科は、非情無心の草木にあるはずがないんだから・・・」
と西行に道理を説いて、舞を舞う、それが能『西行桜』です。

『西行桜』に「毘沙門堂の花盛り、四王天の栄花もこれにはいかで優るべき」と謡われているので、桜のシーズンではありませんが、23年JRの「そうだ京都に行こう!」のキャンペーン写真に毘沙門堂の紅葉が使われているので、見たくなって写真探訪して来ました。

JRの山科駅、または京阪の京阪山科駅から徒歩20分で毘沙門堂に着きます。
駅からは、ゆるい歩けない距離ではありませんが、上り坂で、タクシーでワンメータの距離なので、中高年にはタクシー乗車をお薦めします。(23年11月16日)


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京都・奈良

吉野山近郊から二上山麓まで



平成22年5月4日、近鉄吉野神宮駅から予め予約していたタクシーに乗車して、能『国栖』『吉野静』『忠信』『嵐山』『二人静』などのゆかりの地を、吉野 山一帯と、宮滝、菜摘、あまり訪れることがない浄見原神社、川上村の蜻蛉の滝まで足をのばし、大阪に戻る途中に西国霊場第六番壺阪寺と『田村』で謡われる 子嶋寺、一日の最後は二上山麓の『当麻』や『雲雀山』でお馴染みの当麻寺と石光寺(染寺)を謡蹟めぐりして来ました。
この行程は朝9時半からスタートして最終地には17時半と8時間かかりましたが、タクシー利用のお陰でたくさんの謡蹟を廻れました。参考:料金 一時間¥4600


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京都・奈良

室生寺・長谷寺・大神神社の旅



21年11月9日、快晴のお天気に恵まれて、いつか再度訪れたいと思っていた室生寺とご本尊観音様の御足に触れることが出来る長谷寺、そして能『三輪』所縁の神社、大神神社と玄賓庵に写真探訪してきました。
大阪の稽古の後、天王寺駅近くに宿泊し、翌朝7時に行動開始。
まずは室生寺を目指し、鶴橋駅から近鉄大阪線の快速に乗車し、室生口大野駅で下車しました。
時計を見るとまだ8時で、バスの始発は9時20分と判り、タクシーにて、室生寺に向かいました。
途中、大野石仏でいったん停車してもらい撮影して、女人高野・室生寺に着くあたりから一面が紅葉しはじめの美しい景色に変わって来ました。
素人カメラマンとしては、ロケーションは申し分なし、あとは撮影の技術なのですが・・・。あとで拙い写真をご覧下さい。
タクシーの運転者さんに、長谷寺経由、桜井駅までの行程で料金を相談すると、待ち時間を無料といううれしい回答で交渉成立。荷物を車に置いて、御朱印帳とカメラだけ持つ楽な行動となりました。
近鉄大阪線の室生口大野駅や長谷寺駅は、停車する電車の本数が少ないので、時間を無駄にしないためには、やはり車での移動がお薦めです。


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京都・奈良

『田村』ゆかりの謡蹟めぐり



21年5月、天候に恵まれた日に、新緑の京都東山、能『田村』に所縁のある謡蹟清水寺と正法寺に行ってきました。今年は清水寺ご本尊の御開帳の年、また開 山堂の田村堂も公開されていますので、能楽師としてはこの絶好の機会を見逃してはいけないと思い、写真探訪して参りました。正法寺は『田村』の名所教えに 謡われる「あれは上見ぬ鷲の尾の寺」の鷲の尾の寺です、こちらも散策してきましたのでご紹介いたします。
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京都・奈良

京都錦秋



平成20年11月、京都にて紅葉見物と謡蹟を訪ねる旅をしてきました。
朝8時、京都市内からタクシーに乗車し高尾三山を目指します。運転手さんに 紅葉の具合を聞くと「今年はぬくいから、紅葉は遅いですわ、まだまだですな〜」と言われましたが、予定通り、神護寺、西明寺、高山寺、そして特別拝観して いる寺を廻り、『経政』ゆかりの寺、仁和寺は金堂と観音堂を訪ねました。さらに時間に余裕があったので、金戒光明寺の阿弥陀堂にて恵心僧都作の阿弥陀如来 を拝み、熊谷直実と平敦盛の供養塔などを拝んで、最後は六角堂で230年ぶりの秘仏の御開帳を見てきました。
では、今回は写真のメモを重視して展開します。
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京都・奈良

奈良 一日ひとり旅




平成20年10月2日、大倉会大阪公演を終えて大阪大学謡曲部の稽古まで一日時間が空いたので奈良へ出かけました。

下調べを一切せずにぶらりと、ひとり旅です。
大阪難波駅から近鉄奈良駅まで、急行に乗車し40分で到着、行基上人像の前からタクシーに乗り「法華寺まで!」と行き先を言うと即座に「新大宮で降りたほうがよかったですね」言われました。やはり下調べは必要です。出だしから無駄足となりました。

法華寺は光明皇后(聖武天皇の皇后)のお姿を映した、と言われている本尊・十一面観音立像が有名で特に光背が特殊で面白いお姿です。是非一度見たくて出向き ましたが、日頃はお前立ちしか見られません。毎年10月25日〜11月10日までが特別御開扉で本物が拝見出来ます。境内はきれいに整備され、光明皇后が 民のためにと作られた浴室(からふろ)や井戸は庭園(有料)にあります。

法華寺のすぐ隣には海龍王寺があり、こちらも本尊は十一面観音菩薩です。
この寺は応仁の乱や慶長の地震のため壊滅的な打撃を受け、明治時代に入ると廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響を受け多数の什器を失いました。いまもやや荒廃した感がありますが、それがまた古い歴史を感じさせてくれます。

佐保路三尊(法華寺、海龍王寺、不退寺)を見比べるために、何回か拝観している不退寺にもタクシーで5分程度なのでお参りしてきました。
ここは能『井筒』の在原業平ゆかりの寺です。業平寺とも呼ばれ、別名、南都花の古寺といわれるだけあって、本堂の周りには四季いろいろな花が咲きます。
本尊は聖観世音菩薩立像で、業平自身の作です。耳の上で結んだ大きなリボン(冠飾)が珍しい立像です。

奈良と言えば、東大寺の大仏様が思い浮かびますが、私のお気に入りは戒壇院の四天王、特に広目天のあの目が最高です。また実物が見たくなり立ち寄ってしまいました。

移動中に聖武天皇南陵があり、一時下車して撮影兼お参りをしてきました。

戒壇院の四天王は東大寺内の中門堂から移されたもので、戒壇院にはじめから設置されていた銅造のものは・・・今はありません、とガイドさんの説明でした。
奈良で写真家といえば入江泰吉です。その記念館があることを思い出し、急遽計画を変更して見学に向かいました。
戒壇院からすぐ下におりたところで、運転手さんが「ここがご自宅です」と車を止めて案内して下さり、カシャと一枚撮影。ひっそりと古風な趣のお家でした。
入江泰吉記念奈良市写真美術館の前で車を降りたら、残念! 展示会準備のため休館となっていました。事前に電話しておけば・・・・と、またまた反省。

では次は、今回の謡蹟めぐりです。
21年喜多流自主公演で『雲雀山』を勤めますので、その謡蹟を訪ねてきました。

高林寺(奈良市井上町32)の門碑に「中将姫修道霊場、豊成卿古墳之地」とあります。
高林寺は奈良時代、藤原右大臣豊成卿の屋敷跡に建てられた寺です。
豊成の姫のお一人が中将姫です。この地で誕生し、17歳にて世の無常を悟り出家して当麻寺へ入られるまで、この館で修道に励まれました。その旧跡です。
生憎、豊成・中将姫父子の木像は拝見出来ませんでしたが、豊成卿古墳は本堂の前にあり拝見出来ました。ご覧になりたい方は予め電話しておくことをお薦めします。
場X0742−22−0678 ご住職は稲葉慶信様です。
道一本となり筋に誕生寺と徳融寺(とくゆうじ)があります。
誕生寺は中将姫産井があるのですが、こちらは今回お留守のため拝見出来ませんでした。斜め向かいにある徳融寺には本堂左手に立派な豊成廟(右)その左隣には中将姫の墓があります。

近鉄奈良駅に戻り、時間がまだあったので、西大寺に向かいました。
西大寺は奈良から二駅目、下車すると秋篠寺の字が目に入り、タクシーに「秋篠寺まではおいくら?」と聞くと、「¥740ですわ」と即答。折角ここまで来たのだから・・・伎芸天を見なくてはと思い、直ぐに乗車、秋篠寺に向かいました。

タクシーで7,8分で秋篠寺です。ここは朱印をしないのが残念です。
ここにしかない伎芸天はほんとうに美しいです。
本来のお姿は女性ではないと言われていますが、私はどうしても女性を想像してしまいます。芸能の神といわれているので懇ろにお参りしてきました。

拝観を終えると本日の最終目的地、西大寺の「謡曲百萬の柳」を見て幕を下ろすことにしました。
西大寺駅より徒歩3分の近場にありながら、道が狭いため観光バスが入れず、東の東大寺に対して西の西大寺のはずですが、いまひとつにぎやかさがなく寂しい感がします。これはこれでかえって雰囲気がありよいところです。

本堂のご本尊は釈迦如来ですが、四王堂には巨大な十一面観音立像もあります。
四王堂の前に池があり、『百萬』で謡われる「西の大寺の柳陰、緑子の・・・」の柳が今もあります。百萬はこの池の影に我が子を思い、奈良坂を下りて西大寺、そして清涼寺まで歩いていかれたのです。
では、写真でご紹介します。
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京都・奈良

能『女郎花』ゆかりの地を訪ねて



平成13年11月8日、『女郎花』ゆかりの地、八幡市の石清水八幡宮、松花堂庭園を訪ねてみました。
京阪電車、八幡市駅下車、目の前に男山山上行きのケーブルがあります。
本来は40分程度徒歩にて、一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と参拝しながらが登るところに御利益もあるのでしょうが、今回は時間の都合上、登りはケーブル、下りは徒歩としました。
この男山ケーブルは4分で山上まで運んでくれ早くて楽です。

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京都・奈良

天橋立と成相寺の旅



 「天橋立と成相寺の旅」
平成18年7月29日、30日(一泊二日)に明生会有志会員9名と日本三景の一つ「天橋立」や京都の謡蹟めぐりなど、観光して来ました。
初日は生憎のお天気で、曇り空から雨になり傘をさしての拝観となりました。
二日目は快晴、京都では30度を越える猛暑となり、飛び入りで誠心院・誓願寺の謡蹟を尋ねることにして、午後からは予定通り国立博物館の「美のかけはし」展と三十三間堂を拝観してこの旅を無事終えました。

では行程の詳細から。
東京明生会組5人は東京駅から「のぞみ305号」にて、途中名古屋から新城明生会会員4人が合流し、今回の世話役、A・Iさんの待つ京都に向かいます。
京都で全員集合したところで「特急はしだて3号」にて福知山経由で近畿丹後鉄道天橋立駅まで行きます。なんと2時間もかかる行程です。
天橋立駅に到着すると昼食の予約をいれている老舗の宿「対橋楼」の送迎バスがお出迎え。歩いても行ける距離でしたが利用させてもらい、そこで昼食をとって、いよいよ観光開始となりました。

「対橋楼」の前には天橋立運河があり、本土にかかる橋として、全長3,6キロメートル幅20?170メートルの砂州で出来た天橋立があります。この橋は船を通 すために橋が回転するので「廻旋橋」と呼ばれています。この辺りは観世流にしかない能『九世戸(くせのと)』の舞台となります。
「対橋楼」の目の前には山門があり、奥には日本三大文殊の一つに数えられる古刹、天橋立知恩寺(橋立文殊)があります。
三大文殊のあとの二つは山形県高畠町の亀岡文殊堂と以前探訪した奈良県桜井市の安部文殊院です。
拝観を終え、すぐ近くの汽船乗り場から遊覧船に乗り、天橋立の全貌を眺めながら、一宮 に渡ります。
船 上からの景色を眺めるあたりから急に激しい雨が降り出しましたが、景色は何とか見ることができました。一宮港に着いて、手荷物を本日宿泊する「新風楼」に 置かせてもらい、徒歩3分ほどの「元伊勢籠神社」に参拝し、ケーブルカーで「股くぐり」で有名な見晴らし台に登ります。
幸い、この一瞬だけ雨がやみ、記念切手やポスターで見られる絶景が眼下に広がりました。
『盛久』ゆかりの寺、成相寺まではバスで3、4分で急坂を登り到着します。
私は来年予定されている自主公演『盛久』の無事演能を祈願して、会員と記念撮影をしました。その後下山して本日の宿「新風楼」へ。


二日目は
京 都に昼までに到着するには天橋立駅9時発の「特急はしだて4号」に乗車しなくてはいけないので、逆算すると、朝一番、7時半発の連絡船に乗らなければなり ません。朝早く宿を立ち、船で渡り、橋立あたりを再度ゆっくり散策して時間をつぶし、京都には予定通り12時に到着しました。予約済の錦市場「かね松」の 長寿ランチという野菜のみのお昼御飯を戴きました。
食後、謡蹟保存会の立て看板があるところに行きたいという希望があり、相談の結果急遽錦市場近くにある和泉式部の墓として有名な「誠心院」と「誓願寺」に向かい、謡蹟めぐりとなりました。
国立博物館で「美のかけはし」を拝観し、最後は隣の三十三間堂にお参りしてこの旅行を終えました。


それでは写真でご紹介します。

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京都・奈良